Difference between revisions of "Hangeul step 1/ja"
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+ | 次のページでは、さまざまな方法を使ってハングルを効果的に学習する6段階のレッスン計画を用意しました。このプロジェクトは、韓国語Wikiプロジェクトと[https://www.talktomeinkorean.com TalktomeinKorean.com]との共同プロジェクトです。私たちはハングルの音を表すために適切な声を探していましたが、彼らはこのプロジェクトを進めるため多忙なスケジュールの中、時間を割いてくれました。彼らの努力と支援に深く感謝します。 | ||
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+ | *'''英語(や日本語)の音と韓国語の音は同じではない。''' ハングルを使って英語を学ぶことに意味はありますか?韓国語にFやV、Zの音は無いのに?韓国語にすべての英語の音が含まれていないのはもちろんですが、同様に英語にすべての韓国語の音が含まれているわけではありません。つまり、アルファベットで韓国語の音を正確に表すことはできません。英語を学びたいならアルファベットとその音を学ぶべきです。同じように韓国語を学ぶのであればハングルとその音を学ぶべきです。 | ||
+ | *'''韓国語のローマ字(やカタカナ)表記は誤解を招く上に曖昧です。''' | ||
+ | **韓国語をまったく知らない人が、ローマ字(やカタカナ)表記された旅行会話集を使っても全く違う発音になってしまいます。例えば、ローマ字表記された「neon」は、どのように発音しますか?「ni-yon」ですか? それとも「nun」のようですか?発音は「nun」に近いのですが、英語の「neon」と同じ綴りでそれがどうして分かるのでしょうか? | ||
+ | **ローマ字の表記にはさまざまな表記法があり、どの表記を使っているのかわからない場合があります。例えば、オリンピック金メダリストのスケート選手「キム・ユナ」(김연아)は、従来のローマ字表記ではなく、英語の発音に近い表記をしています。改定されたローマ字表記と仮定するとyuはㅕではなくㅠを表すので、YunaではなくYoonaのように聞こえます。 | ||
+ | ** 韓国語にはWooとYiのような音はなく書くことは不可能ですが、ㅜの音がWooと綴られたり、이の音がYiと綴られることがあります。 | ||
+ | **ローマ字表記は英語で使われるラテン文字に基づいています。母語でない場合は、これらの文字が英語ではどのように発音されるかを「思い返す」必要があります。たとえば「ㅈ」はローマ字では「j」です。しかし、オランダ語、ドイツ語、スペイン語の「j」は、英語の「j」とはまったく異なります。これはハイペースで読もうとする場合に混乱を招きます。 | ||
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+ | ハングルは世宗大王の時代に導入され、1444年頃に完成したと言われています。それまで文字は漢字が使われ、読み書きできるのは王侯貴族に限られていました。世宗大王は、平民でも簡単に覚えられる独自の文字が朝鮮にも必要であると考えていました。また、朝鮮の人たちは文字を持たず、中国語で書かざる得ないことを恥じていました。ハングルは誕生してから、賢いものは朝に、愚かなものでも夜に覚えるられるほど習得が容易であると言われていました。そのため、朝鮮の貴族たちは、社会的な地位があるものだけが特権を持つべきだとと考え、ハングルに反対していた時期もありました。 | ||
− | + | ハングルは登場して以来、幾度となく改良されていきました。韓国語は、1900年代初めの日本による植民地化の際に大規模な改革が行われ、現代となっては[[Archaic and obsolete letters|古典的となった文字]]多くのが削除され、いくつかのルールが変更されました。 | |
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− | + | 母音には、8つの基本母音と13の複合母音があります。複合母音は二重母音とも呼ばれ、二つの母音を組み合わせて作られています。通常、複数の母音は別々の音節で発声されますが、二重母音を構成する各母音は1つの音節の中で一緒に発声されます。また、見ただけでわかるように、ほとんどの二重母音は2つの基本母音の組み合わせです。 | |
− | + | すべての基本母音は、3種類の線によって表されます。最初の線は天を表し、点(•)でしたが、現代の韓国語では点は短い線で表されます。次の種類の線は地を表し、水平線(ㅡ)です。最後の線は人(ㅣ)を表しています。これらの記号を組み合わせて韓国語の母音を作ります。たとえば、| に • を加えるとㅏになります。 | |
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− | + | 韓国語の文字は左から右に向かって書かれ、各[https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9F%B3%E7%AF%80 音節]をブロックのような形で書いて文字を作ります。ブロックの各部分は音を表します。「人」という単語は사람でローマ字表記では「saram」と書き、2文字(音節)で構成されます。文字「사」(sa)はㅅとㅏで音節を作り、次の「람」(ram)はㄹとㅏとㅁで音節を作ります。以下の図は、単語に含まれる韓国語のそれぞれの音に近い音を示しています。また、韓国語では文字(音節)の周りにボックスは書きません。これは説明のためのものです。 | |
[[File:사람.png|center]] | [[File:사람.png|center]] | ||
− | + | 韓国語の音節は、最初の子音(初声)、中間の母音(中声)、およびオプションの最後の子音(終声)のブロックで構成されます。文字(音節)は少なくとも1つの子音と1つの母音の'''2つの部分'''で構成されます。レッスンのステップ2、3、4では、左右に子音と母音を書く文字と上下に子音と母音を書く文字に焦点を当てます(以下、参照)。ステップ5では最終的な子音の概念を紹介し、ステップ6では濃音の文字を紹介します。 | |
[[File:Syllable blocks1.png|center]] | [[File:Syllable blocks1.png|center]] | ||
− | + | また、母音だけ書く場合は、無声で何もないことを表す役割も持つ子音[[ㅇ]]を付けて書くことに注意してください。それはなぜでしょうか?陰と陽の概念で考えてみるとよいでしょう。母音ㅏを書きたい場合、子音の位置に無声であることを表すㅇを使い아と書く必要があります。これを簡単に覚えるには、ㅇをゼロと考えると良いでしょう。以下はその他の例です。 | |
− | {| class="wikitable" style = "margin-left: auto; margin-right: auto;" | + | {| class="wikitable" style = "margin-left: auto; margin-right: auto;font-size:200%;" |
− | |- | + | |- style="font-size:50%;" |
− | ! | + | !元の母音 |
− | ! | + | !単独で書く場合 |
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| ㅏ | | ㅏ | ||
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− | == | + | ==書き方== |
− | + | すでに述べたようにハングルは左から右、上から下のブロックの形で書きます。次のセクションでは、各文字の書き方と適切な書き順を学びます。書き順は、一見、重要ではないように思いますが、韓国語を自然に書くためには重要です。そして他人が手書きの文字を読む場合にも役立ちます。文字の形や大きさを伸ばしたり縮めたりすることで、ブロックスペースを埋め、他のすべての文字(音節)と均等な大きさにできます。下の例では、スカイブルーでハイライトされている「ㄱ」の大きさと形が、想像上のブロックを埋めるために、どのように変化しているか確認できます。 | |
[[File:Sentence block example.png|center]] | [[File:Sentence block example.png|center]] | ||
− | + | 次では[[jamo|字母]]と呼ばれる、いくつかの文字を学習します。これらのレッスンを完全な形で見るには[http://get.adobe.com/flashplayer/ Adobe Flash Player]がインストールされている必要があります。これにより、以降のページに含まれるすべての音声ァイルを再生できます。心配しなくてもコンピュータにはおそらくインストールされているでしょう。 | |
{| border=0 style="text-align:center; margin-left: auto; margin-right: auto;" | {| border=0 style="text-align:center; margin-left: auto; margin-right: auto;" | ||
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− | | [[File: | + | | [[File:Next.png|link=Hangeul step 2/ja|150px]] |
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+ | {{Languages|Hangeul_step_1}} |
Latest revision as of 14:14, 6 July 2021
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はじめに
ようこそ。 韓国語の文字の基本は、日本語や中国語と違って数時間で覚えられます。しかし、発音や分かち書きなどの細かい部分については何年もかかります。現代の韓国語では、ハングル(한글)という文字で書くことが主流となっています。漢字が使われていることも見たことがあるかもしれません。特に新聞、法律関係の文書、学術論文では漢字が使われることもあります。
英語(や日本語)と韓国語の音は完全に一致しません。そのため、韓国語の音をローマ字(やカタカナ)で表記するのは好ましいことではありません。
次のページでは、さまざまな方法を使ってハングルを効果的に学習する6段階のレッスン計画を用意しました。このプロジェクトは、韓国語WikiプロジェクトとTalktomeinKorean.comとの共同プロジェクトです。私たちはハングルの音を表すために適切な声を探していましたが、彼らはこのプロジェクトを進めるため多忙なスケジュールの中、時間を割いてくれました。彼らの努力と支援に深く感謝します。
将来的には高度な発音を支援するために、7段階目も作成される予定です。
なぜハングルを学ぶのですか?
一部の人々は、ローマ字(やカタカナ)で書かれた韓国語を学ぶだけで十分だと思っており、それが韓国語習熟の妨げになっていることに気が付かない人がいます。韓国語のローマ字(やカタカナ)表記が悪影響を与える理由を説明します。
- 英語(や日本語)の音と韓国語の音は同じではない。 ハングルを使って英語を学ぶことに意味はありますか?韓国語にFやV、Zの音は無いのに?韓国語にすべての英語の音が含まれていないのはもちろんですが、同様に英語にすべての韓国語の音が含まれているわけではありません。つまり、アルファベットで韓国語の音を正確に表すことはできません。英語を学びたいならアルファベットとその音を学ぶべきです。同じように韓国語を学ぶのであればハングルとその音を学ぶべきです。
- 韓国語のローマ字(やカタカナ)表記は誤解を招く上に曖昧です。
- 韓国語をまったく知らない人が、ローマ字(やカタカナ)表記された旅行会話集を使っても全く違う発音になってしまいます。例えば、ローマ字表記された「neon」は、どのように発音しますか?「ni-yon」ですか? それとも「nun」のようですか?発音は「nun」に近いのですが、英語の「neon」と同じ綴りでそれがどうして分かるのでしょうか?
- ローマ字の表記にはさまざまな表記法があり、どの表記を使っているのかわからない場合があります。例えば、オリンピック金メダリストのスケート選手「キム・ユナ」(김연아)は、従来のローマ字表記ではなく、英語の発音に近い表記をしています。改定されたローマ字表記と仮定するとyuはㅕではなくㅠを表すので、YunaではなくYoonaのように聞こえます。
- 韓国語にはWooとYiのような音はなく書くことは不可能ですが、ㅜの音がWooと綴られたり、이の音がYiと綴られることがあります。
- ローマ字表記は英語で使われるラテン文字に基づいています。母語でない場合は、これらの文字が英語ではどのように発音されるかを「思い返す」必要があります。たとえば「ㅈ」はローマ字では「j」です。しかし、オランダ語、ドイツ語、スペイン語の「j」は、英語の「j」とはまったく異なります。これはハイペースで読もうとする場合に混乱を招きます。
詳しい理由については、ローマ字表記問題点をご覧ください。
ハングルの歴史
完全な解説は、 ハングルの起源をご覧ください。
ハングルは世宗大王の時代に導入され、1444年頃に完成したと言われています。それまで文字は漢字が使われ、読み書きできるのは王侯貴族に限られていました。世宗大王は、平民でも簡単に覚えられる独自の文字が朝鮮にも必要であると考えていました。また、朝鮮の人たちは文字を持たず、中国語で書かざる得ないことを恥じていました。ハングルは誕生してから、賢いものは朝に、愚かなものでも夜に覚えるられるほど習得が容易であると言われていました。そのため、朝鮮の貴族たちは、社会的な地位があるものだけが特権を持つべきだとと考え、ハングルに反対していた時期もありました。
ハングルは登場して以来、幾度となく改良されていきました。韓国語は、1900年代初めの日本による植民地化の際に大規模な改革が行われ、現代となっては古典的となった文字多くのが削除され、いくつかのルールが変更されました。
ハングルは、似た形の文字の多く音も似ているため関係性がわかりやすく、暗記しやすいので多くの人が学びやすいと考えています。
ハングルの基本
子音
韓国語には、14の基本子音とㄱ、ㄷ、ㅂ、ㅅ、ㅈから作られる5つの二重子音(濃音)があります。
基本子音 | |
二重子音(濃音) |
母音
母音には、8つの基本母音と13の複合母音があります。複合母音は二重母音とも呼ばれ、二つの母音を組み合わせて作られています。通常、複数の母音は別々の音節で発声されますが、二重母音を構成する各母音は1つの音節の中で一緒に発声されます。また、見ただけでわかるように、ほとんどの二重母音は2つの基本母音の組み合わせです。
すべての基本母音は、3種類の線によって表されます。最初の線は天を表し、点(•)でしたが、現代の韓国語では点は短い線で表されます。次の種類の線は地を表し、水平線(ㅡ)です。最後の線は人(ㅣ)を表しています。これらの記号を組み合わせて韓国語の母音を作ります。たとえば、| に • を加えるとㅏになります。
基本母音 | |
複合母音 |
文字(音節)
韓国語の文字は左から右に向かって書かれ、各音節をブロックのような形で書いて文字を作ります。ブロックの各部分は音を表します。「人」という単語は사람でローマ字表記では「saram」と書き、2文字(音節)で構成されます。文字「사」(sa)はㅅとㅏで音節を作り、次の「람」(ram)はㄹとㅏとㅁで音節を作ります。以下の図は、単語に含まれる韓国語のそれぞれの音に近い音を示しています。また、韓国語では文字(音節)の周りにボックスは書きません。これは説明のためのものです。
韓国語の音節は、最初の子音(初声)、中間の母音(中声)、およびオプションの最後の子音(終声)のブロックで構成されます。文字(音節)は少なくとも1つの子音と1つの母音の2つの部分で構成されます。レッスンのステップ2、3、4では、左右に子音と母音を書く文字と上下に子音と母音を書く文字に焦点を当てます(以下、参照)。ステップ5では最終的な子音の概念を紹介し、ステップ6では濃音の文字を紹介します。
また、母音だけ書く場合は、無声で何もないことを表す役割も持つ子音ㅇを付けて書くことに注意してください。それはなぜでしょうか?陰と陽の概念で考えてみるとよいでしょう。母音ㅏを書きたい場合、子音の位置に無声であることを表すㅇを使い아と書く必要があります。これを簡単に覚えるには、ㅇをゼロと考えると良いでしょう。以下はその他の例です。
元の母音 | 単独で書く場合 |
---|---|
ㅏ | 아 |
ㅐ | 애 |
ㅓ | 어 |
ㅔ | 에 |
ㅗ | 오 |
ㅜ | 우 |
ㅡ | 으 |
ㅣ | 이 |
書き方
すでに述べたようにハングルは左から右、上から下のブロックの形で書きます。次のセクションでは、各文字の書き方と適切な書き順を学びます。書き順は、一見、重要ではないように思いますが、韓国語を自然に書くためには重要です。そして他人が手書きの文字を読む場合にも役立ちます。文字の形や大きさを伸ばしたり縮めたりすることで、ブロックスペースを埋め、他のすべての文字(音節)と均等な大きさにできます。下の例では、スカイブルーでハイライトされている「ㄱ」の大きさと形が、想像上のブロックを埋めるために、どのように変化しているか確認できます。
次では字母と呼ばれる、いくつかの文字を学習します。これらのレッスンを完全な形で見るにはAdobe Flash Playerがインストールされている必要があります。これにより、以降のページに含まれるすべての音声ァイルを再生できます。心配しなくてもコンピュータにはおそらくインストールされているでしょう。